山鹿灯籠 『米腹長者口くどき唄』について

  「山鹿灯籠踊り」は「山鹿ヨヘホ節」が全国に知れ渡っているが、実は山鹿灯籠踊りの中には その他に「盆踊り」「米原長者口説き唄」がある。
  特に 私は「米原長者口説き唄」が大好きで「もっと聞いていたい!!」といつも思う。
この唄は 昔から伝わる長者伝説を口説き歌として表現してあり だいたい30番まで続くのであるが、今のところ 演奏時間の関係上 長くても7番までしか唄われなく とても残念である。

  ・・と言う事で 今日はその歌詞をご紹介いたしましょう!
 大変に分りやすく ・・文字を読んでいるだけでその内容が理解できると思いますが、またこれを唄っている保存会の彼らの声が とてもとても素晴らしく・・・・。 ホント何時までも聴いていたい!何処までも着いて行きたい!!って思うほど素敵な声であり歌い回しである。

 先ずは ・・・今日はここまでにしておきましょう!
 
今後 この話は  大きく発展して行くのであります!!


  ◆◆◆ 米原長者くどき唄 ◆◆◆
                 
1 お聞きなされや みなみなさまよ 遠い昔に教えがござる ※オヤソウカイソーレカラ

2 肥後の菊池の城北村に おごリ高ぶる長者がおつた (※以下省略)

3 建てたお倉は 七倉八倉  名子が五百で 牛馬四百  

4 そこで毎日 栄輝栄華  人の呼び名も 米原長者  

5 ある日長者は思案をなさる  俺は天下に聞こえもないが 

6 隣り山本駄の原殿も  俺とならんで長者と聞いて  

7、腹が立つやら惜しいやらで  夜は早よ寝て昼寝も長い 

8 なんとしたらば駄の原殿に   思い知らせて 恥かかせんと

9 思案投げ首しばらくありて 思いついたとお膝を叩く

10 急ぎ一筆参らせ候  宝比べは 如何でござる

11 場所は山鹿の河原にいたす  日取り、時刻はお委せ申す

12、話変わリて駄の原殿は  手紙打見てにっこり笑う

13 委細承知と言伝あれば  使者はかしこみ菊池へ戻る

14 宝比べのその日となれば  近所 近在 評判高く

15 人は総出で 市まで立って 祭りほどにも 賑わいかやる

16 おどろおどろと 太鼓が鳴って 東 米原 西 駄の原よ

17 先ずは東の宝と見れば 金の伸板足場に敷いた

18  飾る宝は金銀さんご あやの錦に 天竺更紗

19 目さえまばゆく 胸まで躍り さらば東の勝かといえば

20 西に聞ゆる やんやの叫び 出かしなされた 駄の原殿よ

21 これぞ驚く見事な趣向 小手をかざして見物すれば

22 二十と四人の息子の子供 十と五人の娘の子供

23 そろい衣装にみな打立たせ 揃えた馬に みな打乗せて

24 しゃなりしゃなりと 鈴の音させて これが宝と馬乗り廻す

25 西が勝ったぞ 東が負けた 子供に勝る 福こそなけれ

26 無念無念 見事に負けた 泣いて口惜しや米原長者

27 高いお鼻も ぽきり折れた 駄の原殿がうらやましいぞ

28 俺に一人の子もないことは なんの因果かああ 悲しきやな

29 とかくこの世に尊いものは 人の命と 人の身なるぞ

30 今日の教えぞあな有難や そこで伝えて今日が日までも
  オヤソウカイ アアソーダ マッタクダ マッタクダ

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by honjoh-hidemi | 2012-07-09 15:24 | 伝統芸能